第32回マンション維持管理講座・相談会の報告

マンション管理士に聞いてみよう!マンションリフォームのツボ」

12月5日(土)に主婦会館・住まいの相談室への協力として、上記出版とも絡めた講座を行いました。
リフォームのトラブルは、起こらないようにすることが最も重要です。マンション管理士チームを中心に、適切なリフォームで快適なマンション生活を送ることのススメ、管理組合として適切な工事を促すリフォーム工事催促モデルと導入事例、リフォーム工事での工事会社との請負契約の重要性などを紹介しました。公開相談会では専門家への依頼の方法や活用の仕方についての質問もあり、専門家ネットとしての具体的な支援をしていくことも必要と考えています。


第31回マンション維持管理講座・相談会の報告

「弁護士に聞いてみよう!マンションリフォームのトラブル」

7月4日(土)の講座は、マンション維持管理支援専門家ネットワーク(専門家ネット)のマンション管理士と弁護士チームにより、マンションリフォームのトラブルについて、注文者と工事施工者間の問題、第三者が絡んだ場合の問題の事例と対処法を紹介しました。どんなことがトラブルに発展するのか、問題になる前に対応できることはなにか、問題が起きてしまった後の対応など、勉強する良い機会になりました。個別相談にも多数の申込みがあり、大盛況でした。


第30回マンション維持管理講座・相談会の報告

「マンション管理における専門家とは? 〜管理組合にとって賢い選び方・付き合い方〜」

2月11日(土)にNPO法人全国マンション管理組合連合会(全管連)共催で講座相談会を武蔵小杉で開催しました。
昨今のマンションにはスラム化などの心配があります。それらを防ぐためには健全な管理組合運営が重要とされ、専門家の活用も必要と考えられます。こうした状況報告の元、パネルディスカッションを行いました。
全管連の川上事務局、マンション管理士、弁護士、建築士という専門家4名と管理組合理事長経験者がパネラーとなり、「マンション問題は幅が広く専門家は万能ではない」、「区分所有法に詳しい弁護士は少ない」、「改修設計と新築設計は建築士として別の専門性がある」、「実務経験のないマンション管理士も多い」など専門家からの率直な状況報告と、理事長経験者からは入居時から組合活動の癖をつける実践と専門家への丸投げはNGという心構えが話されました。管理組合には専門家を見極める力が必要で、理事会を孤立させずみんなで勉強することが大切というまとめになりました。
なかには「これから空き家が増える中で居住者ではない所有者のコミュニティをどうつくるか」、「マンションに関する経験が少ない専門家が問題を起こしている現状について専門家同士でのチェックが必要ではないか」、「マンションがこれだけ増えた現状で管理組合が主体的に運営していけるかは地方自治の課題でもある」など、今後も検討が必要な意見も出されました。